第2部は、確率の話です。
そして最初にお伝えしたい結論はこれです。
人間の直感は、確率をつかむようにできていません。
頭の良し悪しの問題ではありません。
数学者でも間違える。
そういう「脳の仕様」の話です。
だからこの部では、理屈を覚える前に、まず自分の直感が外れる体験をしてもらいます。
「7割も表なら、ちょっと怪しい」と感じた人が多いと思います。
でも、公正なコインで10回中7回以上表が出る確率は、約17%もあります。
6回に1回は起きる。
ぜんぜん珍しくないんです。
じゃあ、1000回投げて表が700回だったら?
これは話が別です。
公正なコインでは、まず起こりえない。
イカサマを疑っていい。
同じ「7割」なのに、10回と1000回でこうも意味が違う。
ここに、今日の主役である大数の法則が隠れています。