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人生は、相手のいるゲームだ 第3回

動く理由が、なくなる場所 — ナッシュ均衡

第1部 ゲーム理論という発見

前回、読み合いの無限ループには数学的な着地点がある、という話をしました。
今回は、その着地点に名前をつけた男、ジョン・ナッシュの話です。

1950年、プリンストン大学の大学院生だったナッシュは、わずか数ページの論文を発表します。
当時21歳。
のちにこの仕事で、1994年のノーベル経済学賞を受賞します。

映画「ビューティフル・マインド」で描かれた人物、といえばピンとくる人も多いはずです。
統合失調症との長い闘病を経てのノーベル賞でした。
ここでは映画ではなく、中身の話をします。

言葉の定義は、拍子抜けするほどシンプルです。

全員が「相手の出方が変わらないなら、自分だけ手を変えても得しない」状態。

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