前回、退路を断つと強くなるという理論をやりました。
今回は実話です。
ぼくが実際に張ってきたコミットメントを、金額と年数でお見せします。
2021年頃、ぼくの会社の口座には1億円くらいの現金がありました。
いまは、ほぼありません。
使い切りましたw
行き先は、CryptoNinjaというIP事業です。
キャラクターと物語を育てる事業に、会社の現金をほぼ全部投じました。
これを「思い切った投資」と読むこともできますが、ゲーム理論の目で見ると、もうひとつの顔が見えます。
現金という退路の焼却です。
手元に1億円あると、実は事業への本気度が下がります。
「ダメだったら畳んで、現金で次を考えればいい」という逃げ道が、常に視界にあるからです。
前回の言葉でいえば、ハンドルを握ったままのチキンゲーム。
そして周囲——一緒にやる仲間も、コミュニティも——は、こちらがハンドルを握っていることを敏感に察知します。