前回、インセンティブ設計は文化が先という話をしました。
今回は、その設計思想がうまく回ったときに何が起きるかです。
結論を先に言うと、運営が作っていないものが、勝手に生まれ始めます。
ぼくらのNinja DAOでは、公式が作っていないゲームやアニメが生まれてきます。
コミュニティのメンバーたちが、協力して勝手に作るんです。
> 運営が全部作らなくていい。コミュニティが熱狂し、勝手にゲームを作り、勝手にアニメを作る。これがCGCという究極の資本効率です。
CGC(Community Generated Content)と呼んでいます。
よく聞くUGC——ユーザー個人の投稿——との違いは、主語です。
UGCは個人の熱量に依存するので、バズが起きても一過性で終わりがちです。
CGCはコミュニティという集合体が主語で、メンバー同士が協力するから、個人の枠を超えた規模のものが出てくる。
ここで大事なのは、これが偶然ではなく設計の結果だということです。
公式の仕事は、作品を量産することではありません。
素材の提供です。
権利をガチガチに縛るのではなく、商用利用可能なキャラクター素材とガイドラインを公開し、ひたすら応援に回る。