先に断っておきます。
今回は、ぼくの偏愛の回です。
この講座で扱う何十本ものゲームの中で、ぼくがいちばん長く、いちばん深く遊び続けているのがスマブラです。
いまでも日常的に遊んでいます。
だからこの回だけは、歴史の講義であると同時に、ラブレターだと思って読んでください。
ストIIの回の最後に出した宿題を覚えているでしょうか。
「対戦は最高に面白い。しかし敷居が高すぎる」という90年代格闘ゲームの矛盾です。
これを解いたのが、HAL研究所の桜井政博でした。
『星のカービィ』を20代前半で生んだ天才が、1999年、NINTENDO64で『ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ』を世に出します。
桜井の解法は、対戦格闘の常識を根本から捨てることでした。