2010年代、ゲーム産業はふたつの巨大化を続けていました。
大作はハリウッド映画なみの開発費に、スマホゲームは運営型の巨大サービスに。
その足元で、正反対の潮流が育ちます。
数人、ときには、たったひとりで作られた小さなゲームたち。
インディーゲームです。
インディーの土壌は、この講座ですでに何度も見てきました。
DOOMのMOD文化、PCゲームの自由な生態系、マインクラフトの直販の成功。
そこに最後のピースとして、デジタル流通が揃います。
Steamに代表される配信プラットフォームによって、個人の作品が世界中の大作と同じ棚に並ぶようになりました。
パッケージの製造も、小売店との交渉も、広告代理店も要らない。
面白ささえあれば、実況と口コミが運んでいく。
アタリショック以来ずっと「門番」が守ってきたゲーム流通に、門のない道が開通したのです。
この時代のインディーを象徴する2本を挙げます。