いまの小中学生にとって、ゲームは「する」ものである以上に「集まる場所」です。
放課後、友だちと待ち合わせるのはフォートナイトの中。
休み時間の話題はRobloxの新しいゲーム。
この感覚の変化が、第5部の終着点です。
2017年に爆発した『フォートナイト』のバトルロイヤルは、100人が島に降り、最後のひとりまで戦うルールです。
この形式自体は『PUBG』などの先行作が確立したものでしたが、フォートナイトは建築という独自要素と、無料で始められる手軽さ、そして明るいトーンで、世界の若年層を総ざらいにしました。
歴史的に重要なのは、そのあとです。
フォートナイトは戦いのないモードを拡充し、ゲーム内でライブイベントを開き始めます。
人気アーティストのバーチャルコンサートには、数百万から1,000万人を超える規模の同時参加が報じられ、世界中が「ゲームの中でライブが起きる時代」を目撃しました。
新作映画の予告編がゲーム内で世界初公開されることすら起きた。
ゲームの中の広場が、現実のイベント会場と並ぶ「場所」として扱われ始めたのです。
MMOの回で見た「ゲームの中の社会」が、ついに文化産業の表舞台と接続しました。