※動画の音声は、イケハヤの声をもとにAIで生成しています。
「写真があるんだから、本当でしょう」。
長いあいだ、これは正しい考え方でした。
いまは違います。
AIは、実在する人の顔で、その人が言っていない言葉をしゃべる動画を作れます。
絵や動画を作ってもらう技術の、悪い使われ方です。
よく見かけるのは、この形
有名な人が、投資や儲け話をすすめている広告動画。
これがいちばん多い形です。
顔も声も本人。
口の動きも合っている。
背景もニュース番組のように作られている。
見た人は「あの人が言うなら」と思います。
その「あの人が言うなら」を、借りに来ているのです。
見分けようと、しないでください

指の数がおかしい、まばたきが少ない。
そういう見分け方が語られた時期もありました。
でも、作る技術のほうが速く上手くなります。
見分け比べは、こちらが負ける勝負です。
だから、見分けるのをやめます。
代わりに、出どころを見ます。
出どころで、判断する

やることは一つです。
「この人は、公式の場所でも同じことを言っているか」。
その人のいつもの発信の場所を、自分で開いて探してみる。
テレビ局や新聞社の名前が出ているなら、その会社のサイトで探してみる。
本当なら、必ずどこかに同じ話があります。
広告の中にしか無い話は、広告の中だけの話です。
お金の話なら、なおさら
とくに、お金が動く話には気をつけてください。
「あの有名人がすすめていた」は、あなたのお金を動かす理由になりません。
判断の材料は、公式の場所にあるかどうか。
それだけで十分に守れます。
今日ためす一つ
最近見かけた広告動画を、一つ思い出してください。
その人の名前で調べて、公式の場所に同じ話があるか探してみましょう。
たいていは、見つかりません。
その「見つからない」という感触を、一度体験しておくことが大事です。
今回の締め
- AIは、実在する人の顔と声で、言っていない言葉をしゃべらせられる
- いちばん多い形は、有名人がすすめる儲け話の広告動画
- 指やまばたきで見分けようとしない。作る側のほうが速く上手くなる
- 見るのは出どころ。公式の場所に同じ話があるか
- 広告の中にしか無い話は、広告の中だけの話
- 次回から第2部。AIそのものとの付き合い方です