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だまされない — AI時代の護身術 第3回

写真と動画は、もう証拠にならない

第3回 全10回 0回読了・0%

この回の目次
  1. よく見かけるのは、この形
  2. 見分けようと、しないでください
  3. 出どころで、判断する
  4. お金の話なら、なおさら
  5. 今日ためす一つ
  6. 今回の締め

※動画の音声は、イケハヤの声をもとにAIで生成しています。

「写真があるんだから、本当でしょう」。
長いあいだ、これは正しい考え方でした。

いまは違います。
AIは、実在する人の顔で、その人が言っていない言葉をしゃべる動画を作れます。
絵や動画を作ってもらう技術の、悪い使われ方です。

よく見かけるのは、この形

有名な人が、投資や儲け話をすすめている広告動画。
これがいちばん多い形です。

顔も声も本人。
口の動きも合っている。
背景もニュース番組のように作られている。

見た人は「あの人が言うなら」と思います。
その「あの人が言うなら」を、借りに来ているのです。

見分けようと、しないでください

図解: 見分けようと、しない。同じ顔の動画が二つ並んでも判別できない
図解でおさらい

指の数がおかしい、まばたきが少ない。
そういう見分け方が語られた時期もありました。

でも、作る技術のほうが速く上手くなります。
見分け比べは、こちらが負ける勝負です。

だから、見分けるのをやめます。
代わりに、出どころを見ます。

出どころで、判断する

図解: 出どころを、見る。公式の場所に同じ話があるか確かめる
図解でおさらい

やることは一つです。
「この人は、公式の場所でも同じことを言っているか」。

その人のいつもの発信の場所を、自分で開いて探してみる。
テレビ局や新聞社の名前が出ているなら、その会社のサイトで探してみる。
本当なら、必ずどこかに同じ話があります。

広告の中にしか無い話は、広告の中だけの話です。

お金の話なら、なおさら

とくに、お金が動く話には気をつけてください。
「あの有名人がすすめていた」は、あなたのお金を動かす理由になりません。

判断の材料は、公式の場所にあるかどうか。
それだけで十分に守れます。

今日ためす一つ

最近見かけた広告動画を、一つ思い出してください。
その人の名前で調べて、公式の場所に同じ話があるか探してみましょう。

たいていは、見つかりません。
その「見つからない」という感触を、一度体験しておくことが大事です。

今回の締め

  • AIは、実在する人の顔と声で、言っていない言葉をしゃべらせられる
  • いちばん多い形は、有名人がすすめる儲け話の広告動画
  • 指やまばたきで見分けようとしない。作る側のほうが速く上手くなる
  • 見るのは出どころ。公式の場所に同じ話があるか
  • 広告の中にしか無い話は、広告の中だけの話
  • 次回から第2部。AIそのものとの付き合い方です
だまされない — AI時代の護身術の全10回

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