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だまされない — AI時代の護身術 第4回

AIは、平気で作り話をする — なぜ嘘が出るのか

第4回 全10回 0回読了・0%

この回の目次
  1. 覚えているのではなく、続きを作っている
  2. 危ないのは「ありそうな嘘」
  3. 確かめる場所は、三つだけ
  4. 便利な聞き方があります
  5. 今日ためす一つ
  6. 今回の締め

※動画の音声は、イケハヤの声をもとにAIで生成しています。

第2部は、だます人の話ではありません。
AIそのものとの、付き合い方の話です。

AIは、たまに間違えます。
それも、自信たっぷりの顔で間違えます。
今回は、なぜそうなるのかを一度だけ、やさしく見ておきます。
仕組みが分かると、どこを疑えばいいかが分かります。

覚えているのではなく、続きを作っている

図解: 覚えていない。作っている。空欄に続きそうな言葉を置いている
図解でおさらい

AIは、辞書を引いて答えているのではありません。
たくさんの文章を読んだ経験から、「この後には、こういう言葉が続きそうだ」を選んでいます。

だから、話としてありそうな形は、いつでも作れてしまいます。
存在しない本の題名。
存在しない条文の番号。
近所に無い病院の名前。

どれも、いかにも本当らしい顔で出てきます。
嘘をつこうとしているのではなく、続きを作るのが仕事だから、こうなるのです。

危ないのは「ありそうな嘘」

まったくの出まかせなら、人は気づきます。
やっかいなのは、ありそうな嘘のほうです。

日付が一日ずれている。
金額の桁が一つ違う。
手続きの窓口の名前が、似ているけれど違う。

こういうものは、読んでも違和感がありません。
だから、確かめる場所をあらかじめ決めておきます。

確かめる場所は、三つだけ

図解: この三つは、確かめる。日付・金額・手続き
図解でおさらい

日付。
金額。
手続き。

この三つが出てきたら、公式の発表で確かめる。
役所の用事なら役所のサイト、お店の話ならお店のサイトです。

逆に言えば、雑談や言葉の意味は、うのみでかまいません。
全部を疑うと疲れて、続きません。

便利な聞き方があります

答えをもらったあと、こう聞いてみてください。
「その話の出どころを教えて」。

出どころを言えないときは、AIも自信がありません。
言えたときは、その出どころを自分で開いて確かめられます。

聞くだけで、ずいぶん安全になります。

今日ためす一つ

AIに何か聞いたあと、「その話の出どころを教えて」と続けてみてください。

答えの様子が変わるのが、面白いはずです。
言いよどんだら、それが疑うべき合図です。

今回の締め

  • AIは覚えているのではなく、続きを作っている。だから作り話が出る
  • 嘘をつく気はない。仕組み上そうなる
  • 危ないのは「ありそうな嘘」。読んでも違和感がない
  • 確かめるのは三つ。日付・金額・手続き
  • 雑談や言葉の意味はうのみでいい。全部疑うと続かない
  • 次回、AIに入れてはいけない情報をじっくり見ます
だまされない — AI時代の護身術の全10回

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